今更聞けない!電子書籍とは?

いよいよ本格的に普及し始めてきた電子書籍

国内では過去に何度も、「これからは電子書籍が当たり前になる」といわれながら、なかなか電子書籍が普及することはありませんでした。なぜかというと、本を発行する出版社が自社の出版物を電子書籍化することにあまり乗り気ではなかったからです。その理由として、電子書籍のようなデジタルファイルはコピーしやすいため、電子書籍を出したらあっという間にコピーされて、本を買う人がいなくなってしまうのではないかという懸念があったことが挙げられます。
しかし、技術の進歩とともにその懸念が薄まり、電子書籍を販売する会社との間で利益配分の話がまとまった結果、多くの出版社から電子書籍が出されるようになり、現在、右肩上がりで市場を拡大するまでになっています。

紙の本と比べてカスタマイズが容易

では、現在の電子書籍とは具体的にどのようなものなのでしょうか。まず、小説のような文字中心の本の場合、テキストデータを基本とした規格を元にファイルが作られています。紙の本を単純にスキャンし、画像ファイルにしてまとめたというものではないので、文字のフォントを変更したり、あるいは読者が文章中の単語を指定することで、その単語の意味を表示させるといったことが可能です。
コミックの電子書籍の場合は、ベースが絵なので画像ファイルを特定の規格でまとめるという形で作成されています。電子書籍専用端末やスマートフォンなどのほかに、ウェブブラウザでも表示できるようになっているので、パソコンの画面キャプチャーソフトなどでコピーできないようなプログラムが組み込まれている場合も多いです。